観光について
関川村はお祭りが盛んな地域であり、村民総出で参加するイベントや自然の中で楽しむイベントがあります。
また、昔ながらの文化が根付く関川村では、中心部下関に広がる18世紀の街並みや稲わらを使った特産品など、風情を感じさせるものが多くあります。
ここでは関川村の観光について代表的なものを「イベント・行事」「観光地」「特産品」の3つの観点から紹介していきます。
1.イベント・行事
関川村では、村に伝わる大蛇伝説をモチーフにした「大したもん蛇まつり」が毎年8月末に開催され、村民が総出となって祭りに参加します(令和2、3年度中止)。大したもん蛇は竹とわらで作られた世界一長い蛇として2001年にギネス記録に認定され、その長さは昭和42年8月28日の羽越水害を忘れないように82.8mとなっています。大蛇を担ぎ村内を練り歩く姿をひと目見ようと、毎年多くの見物客が訪れます。
【大したもん蛇まつり】
冬季には、昔ながらの雪遊びや雪体験を楽しむことができる「大石どもんこまつり」が開催されます(令和2年度中止)。「どもんこ」とは新潟の方言でかまくらを意味し、祭りでは巨大などもんこが作られます。また、竹スキーや雪山散策、雪上ボートなどの雪遊びを体験することができます。
【大石どもんこまつり】
2.観光地
関川村の中心部下関には、国の重要指定文化財に登録された渡邉邸・佐藤邸や県指定文化財に指定された津野邸が立ち並び、18世紀の街並みのような景観が広がっています。中でも渡邉邸では邸内を見学することができ、多くの観光客が訪れています。
【渡邉邸と周辺の街並み】
関川村の鷹の巣エリアには荒川にかかるつり橋が紅葉の名所となっています。つり橋を渡った先には温泉やキャンプ場、遊歩道があり、紅葉シーズンには多くの観光客で賑わっています。遊歩道では、カタクリの群生地があり、春には開花したカタクリが辺り一面に広がる光景を見ることができます。
【紅葉時期の鷹の巣つり橋】
大石集落には大石ダムがあり、その周辺には、大石ダム湖畔県民休養地があり、小動物園やキャンプ場などが整備されています。小動物園では無料で動物を見ることができ、えさやりや乗馬体験をすることができます。(土日限定、有料)
【大石ダム湖畔公園】
3.特産品
関川村の特産といえば、100%天然の稲わらを使用した猫ちぐらです。猫ちぐらの会の方々による手作りで、制作に約1週間を要します。猫ちぐらの由来は、その昔、農家で使われたお椀型の子守のためのゆりかごのことを「ちぐら」といい、猫のためのちぐらであることからこの名前がつけられました。置物としても風情があるものなので、猫好きな方の間では人気の特産品となっています。
【猫ちぐら】
食の魅力としては、生活改善研究会のお母さんが作る地元食材を使った郷土料理です。生活改善研究会は地元のお母さん方で構成され、食生活改善のための料理を研究しています。笹だんごや笹巻き、旬づくり味噌など様々な郷土料理を作っており、ふるさと納税の返礼品にも登録されています。
【生活改善研究会の笹巻き・笹だんご】