移住者インタビュー(山水さんご夫婦)
空き家バンクを通して関川村の下関にある住宅を取得して約2ケ月半の山水(やまみず)さんご夫妻にお話をお聞きしました。3年くらい前までは、山形県南陽市で暮らしていて関川村に引っ越してきた当初は村営住宅を借りて住んでいたご夫婦です。
1.なぜ関川村に住むことにしたのですか?
子どもたちが山形県の長井市と南陽市に住んでいて、車で1時間から1時間半くらいの着かず離れずの距離のある場所に住みたいと考えていました。仕事で村上市のショッピングセンターに何度も来ていて、通り道にある関川村は馴染みがあり土地勘もあったので、村上市より距離的に山形に近い関川村に住むことにしました。内陸部育ちの私たちは海への憧れが強く、車で 30 分くらい走ると海があるということも決め手になりました。
子ども夫婦も忙しく、週に何度かおかずを作って持っていったり、泊まって孫の面倒を見たりしていますが、ちょうどいい距離だと感じています。
【山水さんご夫婦】
2.空き家バンクを活用しようと考えた理由を教えてください。
動物が好きで、山形にいたときも大型犬を飼ったり、うさぎを飼ったりしていたのですが、村営住宅だと飼えないので、一軒家に住みたいと思っていました。私たちはパソコンができるわけでもないので、村のホームページから空き家バンクを知ったわけではなく、このお宅も散歩で通る時など、「売家」の看板から物件を知り、空き家バンクを利用しました。
【現在飼育しているうさぎのさくらちゃん】
3.関川村のいいところはどこだと思いますか。
公園がたくさんあることだと思います。丸山公園や観音公園、道の駅の公園、荒川河川敷の公園など、こんなに公園がある村は素敵だと思います。
前に、孫を喜ばせようと、遊覧船や水族館に連れて行き、たくさんお金を使いましたが、「どこが楽しかった」と聞くと、野原で走り回ったこと、セミの抜け殻をたくさん集めたことが楽しかったと言われてがっかりしことがあります。
【道の駅隣の公園】
4.関川村への移住を考えている方にアドバイスをお願います。
大きなスーパーがなく、年をとって車も乗れなくなったらどうしようと不安になると思います。ですが、小さいスーパーはあるし、生協の宅配を使えば買い物も不自由ではありません。お医者さんも2つあって、老人ホームも充実しています。若い方々は、子どものこと、学校のことが一番心配だと思います。村には高校がなく、行きたい高校にもいけないんじゃないか、村に仕事がないからどうすればいいかなどは関川村でなくてもどこでも一緒のことだと思うので、そこを納得することが大事だと思います。雪もいっぱい降りますが、南陽市はもっと降るので、私たちは苦に感じませんでした。
【放課後こども教室でボランティアを行う山水さん】