コミュニティ紹介 その1
関川村には54の集落があり、下関、上関、四ヶ字、霧出、七ヶ谷、九ヶ谷、湯沢、川北、女川の9つの地区ごとにコミュニティ組織を形成しています。
ここでは、9つあるコミュニティの概要を3つに分けてそれぞれ紹介していきたいと思います。
その1では下関、上関、四ヶ字、その2では霧出、七ヶ谷、九ヶ谷、その3では湯沢、川北、女川について紹介を行います。
1.下関地区(下関コミュニティ)
下関地区は、村の中心部に位置し、下関集落の住民で構成されています。人口は1,050人(R3.10.1現在)で、村の人口約2割の住民が居住しています。
【下関地区全景】
関川村役場、関川村社会福祉協議会、関川村商工会、道の駅関川、国指定重要文化財渡邉邸、関川小学校、関川中学校、下関保育園など行政・商工・教育施設が集まり、村の中核をなしています。
また、村営の関川診療所や民間の内科・歯科医院のほか、食料品や生活用品を販売する商店があります。交通の面では、下関は路線バスの発着地であり、山形県米沢市と新潟県村上市を結ぶJR米坂線が通る越後下関駅があります。
地区の中心部には、国指定重要文化財の渡邉邸・佐藤邸や県指定文化財の津野家などの文化財が軒を並べ、旧米沢街道の面影が偲ばれる景観となっています。年間16万人近くもの利用者がある道の駅関川の日帰り温泉施設「ゆ~む」とともに多くの観光客が訪れています。
【国指定重要文化財渡邉邸】
道の駅関川にある観光情報センターにゃ~むでは、村の特産品である「猫ちぐら」制作の実演を見ることができます。猫ちぐらは稲わらを使用して作られる猫のおうちで、猫ちぐらの会の方々による手作りで一つ一つ編みこまれています。
【猫ちぐら制作風景】
2.上関地区(上関コミュニティ)
上関地区は、上関集落の住民で構成され、人口404人(R3.10.1現在)の村民が居住しています。村指定文化財東桂苑や村民会館などの文化・観光・教育施設があります。
大石川左岸の最下流に「六本杉」、国道113号線踏切から県道沿いに「雲母(きら)」「上関」で集落を形成し、下関地区とともに村の中核をなしています。
【上関地区(上関、雲母)】
地区内に「雲母」「上関」の2つの共同浴場を持ち、どなたでも入浴できるよう集落で管理運営しながら、地区の憩いの場としての役割を果たしています。
【上関共同浴場】
また、屋内運動施設「ふれあいど~む」や、ジョギングや散歩が楽しめる荒川河川敷があり、村民の健康増進のために利用されています。小学生によるスポーツ少年団の活動や中学生の部活動などにも使用されています。
【ふれあいど~む】
3.四ヶ字地区(コミュニティ四ヶ字)
四ケ字地区は、人口373人(R3.10.1現在)で、辰田新集落、打上集落、勝蔵集落、南赤谷集落、内須川集落の5つの集落で構成されています。交通、金融機関、商店、公共機関等が集中している下関地区に隣接しています。
【四ヶ字地区全景】
四ヶ字地区の特徴としては、国道113号線と村道下関-橋場線沿いに小中規模の民間企業が集まっていることです。村内外から多くの方がここの地区へ働きに来ています。
【村道下関-橋場線沿いの工業団地の様子】