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宮島集落支援員(移住定住サポーター)の活動 その4

1.台所のリフォーム

家の中で水回りといわれる場所は、お風呂とトイレと台所です。

空き家の相談があった場合は、まず、中を見せてもらえるかどうか所有者にお願いするようにしています。外観からはリフォームしても住める状態ではないと思われる空き家でも、高齢となった方が長く住んでいた家は、遠くに離れている子どもが一人暮らしを心配して、水回りのリフォームや手すりなどバリアフリー化されていることが多いと感じます。

改修箇所(台所)

【改修箇所】

改修前の台所

【改修前の台所】

お借りしたお宅は、その点ではリフォームされていないものの、丁寧に使われていたので、台所はシンクを磨いて掃除し、クロス・床を張り替え、照明・換気扇を入れ替えるだけで、大規模な改修はせず済ませることができました。

改修後の台所

【改修後の台所】

2.部屋と廊下のリフォーム

1階に8畳和室が2部屋あり、2階に8畳和室が続き間で2部屋あります。1階の和室の畳は傷んでいたため、新しい畳に入れ替えました。壁は珪藻土で塗装し、襖と障子を張り替え、照明も取り替えることで、明るい雰囲気の部屋になりました。

改修箇所(和室、廊下)

【改修箇所】

改修前の和室

【1階和室の改修前】

改修後の和室

【1階和室の改修後】

廊下は旅館風に赤い絨毯に変え、和室との段差もなくしました。昔は二重サッシやペアガラスがなかったため、窓と部屋の間に廊下(縁側)を設けて冷たい外気とのクッションとしていました。予算も限られているので、サッシは入れ替えず、カーテンをレースと厚手の二重にして取り付けました。

改修前の廊下

【改修前の廊下】

改修後の廊下

【改修後の廊下】

3.温故知新

関川村は、昭和42年に発生した羽越水害で大きな被害を受けました。半壊以上の被害を受けた建物が全体の40%を占め、多くの人が水害後に新たに住宅を建てました。お借りしている家も水害後に土地を求めて建てられた家ですので、当時の流行りと思われるお洒落な壁や調度品もあります。

タイトル用

【お洒落な造りの壁】

お洒落な調度品

【お洒落な調度品】

リフォームに当たっては、温故知新の考えで、全て新しく作り直すのではなく、その当時の家らしさも極力残したいと考えています。
2階については、状態がよかったため、障子の張り替え以外は特にリフォームは行いませんでした。

2階和室

【2階の和室】

4.次回予告

次回は、最終号「今後の計画など」です。お楽しみに。


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