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コミュニティ紹介 その2

その1に引き続きコミュニティの紹介を行います。ここでは霧出、七ヶ谷、九ヶ谷の3つのコミュニティについて紹介していきます。

1.霧出地区(きりでコミュニティ)

霧出地区は、人口777人(令和3.10.1現在)で、山本集落、幾地集落、鍬江沢集落、上土沢集落、下土沢集落、大島集落の6つの集落で構成されています。地形上、霧が発生しやすく、地区名の霧出はそれに由来しています。

10_きりでnote

【霧出地区全景】

下関集落、上関集落に次ぐ人口規模の大島集落は、村上市(旧荒川町)と隣接し、JR米坂線の越後大島駅、大島保育園があります。越後大島駅は通学・通勤時の重要な交通拠点となっています。

11_越後大島駅

【越後大島駅】

上土沢集落にある土沢ふれあい自然の家(旧土沢小学校)は、災害時の避難所に指定されるほか、お盆には校庭に約8千個もの竹灯籠で灯りをともす幽玄的なイベント「竹灯籠で迎え火」が行われています。(令和2、3年度は中止)

竹灯籠

【竹灯籠イベント】

2.七ヶ谷地区(ふれあい七ヶ谷)

七ヶ谷地区は、人口356人(R3.10.1現在)で、荒川の支流大石川沿いの蔵田島集落、久保集落、鮖谷集落、金俣集落、大石集落、安角集落、上川口集落の7つの集落で構成されています。

13_七ヶ谷note

【七ヶ谷地区全景】

この地区は、杁差岳や立烏帽子岳などの飯豊連峰の山々を抱え、四季折々の豊かな自然環境に恵まれていています。昭和42年の羽越水害を機に建造された大石ダムやダム周辺には、大石ダム湖畔公園や小動物園、大石キャンプ村などの観光施設があり、動物に触れ合う家族連れやキャンプを行う利用客で賑わっています。

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【大石ダム】

村の中でも特に積雪の多い地区ですが、毎年この雪を活かし、「大石どもんこ(かまくら)まつり」「雪ホタルまつり」(令和2年度中止)が地区の有志を中心に実施され、村の観光や都心の学生たちの交流人口の拡大が図られています。

15_七ヶ谷雪ほたる

【雪ホタルまつり】

3.九ヶ谷地区(スクラム九ヶ谷)

九ケ谷地区は、人口320人(R3.10.1現在)で、国道113号線沿いに点在する下川口集落、荒川台集落、大内渕集落、沼集落、片貝集落、聞出集落、八ツ口集落、金丸集落の8つの集落で構成されています。この地区は、67k㎡の面積のほとんどを山林が占めるほどの自然環境と鷹の巣温泉という温泉資源に恵まれた地区です。JR米坂線の駅は、越後片貝駅、越後金丸駅の2つがあり、住民の移動手段として重要な役割を担っています。

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【九ヶ谷地区全景】

関川村の中でも積雪の多い地区であり、冬の寒さが厳しく、屋根の雪下ろしが大変ですが、春の山菜、秋のキノコなど豊かな自然の恵みがあります。隣接する山形県小国町からこの地区に至る渓谷は「荒川峡もみじライン」と呼ばれ、10月下旬から11月上旬の紅葉の時期は一段とその美観を呈し、この地区の魅力となっています。また、地区内にある鷹の巣温泉は、吊り橋を渡ってしかいけない秘境の温泉として人気の観光地となっています。

09_鷹の巣つり橋

【紅葉時期の鷹の巣吊り橋】

金丸地区には、荒川上流の左右岸に君が代で有名な「さざれ石」が広がる場所があり、新たな観光資源として期待されています。さざれ石とは、堆積岩の一種で、長い年月をかけて堆積した小石の隙間に炭酸カルシウムなどが埋まることで大きな岩の塊になったものです。

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【荒川峡さざれ石】